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妙高市, 新潟県

一日一組、一棟貸切の宿

妙高戸隠連山国立公園の、深い静けさに抱かれて。Snow Gooseは、一日一組のお客様に、その全てをお使いいただくためのプライベートレジデンスです。私たちが大切にしているのは、この場所が元来持つ空気感と、そこに流れる穏やかな時間。訪れる方々が、雄大な自然の中で、心から自分たちの時間を取り戻す。そのための、静かな場所でありたいと願っています。


Rooms / Reservation

ストーリー

継承と40年の歴史

この宿の歴史は、1985年に「ペンションスノーグース」として始まりました。以来、多くの登山者、愛鳥家、スキーヤーに愛されてきたその場所と時間を受け継ぎ、私たちは2025年秋、現代の滞在スタイルに合わせた改装を行い、Snow Gooseとして新たな歩みを始めました。受け継がれるべき温かさと、新しくあるべき快適さ。その両方を大切に、この場所を育んでいます。


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コンセプト、想い

余白が生む静謐さ

「本当の美は生まれるもので、つくりだすものではない」
この言葉を残した柳宗理は、日本を代表するインダストリアルデザイナーの一人です。世界で活躍する著名なデザイナー達が日常生活で愛用するプロダクトこそが、真に美しくデザインされたものだとすれば、彼の哲学は今なお輝きを放っています。

Snow Gooseは、日本の美意識に息づく「余白」を基調に全館改修されました。静謐で、どこかモダニズムを象徴する美術館のような佇まいから、自然と美が生まれて欲しいという期待が込められています。能率や効率を際限なく求められる現代の感覚からすれば、白色の壁や装飾のない天井は、少し殺風景に映るかもしれません。そのような無駄にも思える空間は、何か手頃な価格で入手しやすい家具や調度品で満たしたくなります。昔は数畳の和室でも、寝食だけでなく勉学や趣味、日々の営みで困ることは少なかったはずです。和の空間は、多用途でいてミニマル、華美な装飾などを不要とする本当の美と合理性を備えています。

妙高高原には、古来より続く美しい自然がすでに在ります。それは単なる森や小川ではなく、日々その姿形を変える生きた環境が眼前に広がっています。ぜひ余計なものに捉われることなく、そこに落ちている枝葉、動物達の痕跡、山の稜線をじっくりと観察してみてください。自然が生み出したもののディテールの中にも、本当の美が潜んでいます。またぜひ耳を澄まして、木々の葉が擦れ合う音、虫の音の大合唱、幾つもの種類の鳥の鳴き声を聞いてみてください。日常の生活では気づくことのできない、新しい発見があります。

どんなラグジュアリーな体験よりも、ただ静かに、ゆっくりと流れる時を味わう行為自体が贅沢であり幸福となる。常に多忙な生活を送っている私たちは、そのような感覚を取り戻す必要があるのかもしれません。Snow Gooseでは、これからの時代の贅沢を先取りするような、余白のある豊かな宿泊体験をお届けできるよう、皆様のお越しを心よりお待ちしております。


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